疲れない、歩きやすさがハンパないと噂の革靴、テクシーリュクス。
なんかもう足痛かったし、何とかなれー!って思いでテクシーリュクスを買ってから、半年ほど経ちました。
毎日スーツではないので、だいたい週に1~2回くらいのペースで履いてました。
ソールが少し減ってきたかなーという状態です。
今日は半年使ってみた感想をレビューしていきます。
ところで、疲れない革靴を選ぶにはいくつかポイントがありますが、おおまかに言って次の3つが大事だと思ってます。
✅ インソールが足にフィットすること
✅ サイズや形があっていること
サイズはご自分にあったサイズを選んでもらうしかないのですが…。
幅広だったり甲高だったり、その辺は靴によって履いた感じはだいぶ違いますね。
履き心地も含めて、3つのポイントをテクシーリュクスがどの程度満たしてくれたか、感想を書いていきます。
テクシーリュクスはどんな靴か?さらっと紹介
レビューの前に、「テクシーリュクスってなんなん?」という人のために、簡単に説明しておきます。
知ってるよーという人は、この章は読み飛ばしてもらってもOKです。
スニーカーのような履き心地の革靴
テクシーリュクス(texcy luxe)は、アシックスの子会社であるアシックス商事が、開発・販売している、本革ビジネスシューズです。
コンセプトは「革靴なのに、スニーカーのような履き心地」です。
あのアシックスですから。
これだけで、だいたい伝わってきちゃうのがブランド力の凄いところですね。
製品のラインナップは豊富なんですが、共通しているのは「軽い」「柔らかい」「クッション性が高い」です。
そこで企画開発部は「クッション性があるスポーツ系ソールを、スタイリッシュなデザインに搭載してみてはどうか」─そんな発想をもとに〈ソフト・ライト・フレキシブル〉をコンセプトにした革靴の開発をスタートさせた。
引用:お客様が考える 一歩先の履き心地へ。(アシックス商事)
ちょっと『ガイアの夜明け』っぽい香りがします。
好きです、この会社。
頭の中には「アズーカダァーーデバーァイーー」とあの不思議な曲が流れています、今。
アシックスの革靴だったら歩きやすいかも。
足が痛くなるのにさよならできるかな…
と、半年前の私が期待したのも、分かってくれますでしょうか。
リーズナブルな価格でコスパ高め
とはいっても、1足数万もするようだとなかなか手が出せないです。
私、失敗しないのであまりお金ないので。
ですが、私が買ったこのテクシーリュクス TU-7706S は、楽天のセールで実質5,000円くらいでした。
※写真は TU-7706S に革製インソールを追加して、半年ほど履いたときのものです。
今まで履いていた革靴の値段で、これが3足買えちゃう。あまりに安すぎて、逆に買うのをためらったくらいです。
とはいえ、そこは噂のテクシーリュクス。
歩きやすいし、疲れない。
革の素材感も悪くない。
うん、買ってよかった。
とりあえず、普段使いの履きやすい革靴が欲しかったので、十分すぎるくらいです。
テクシーリュクスを半年履いてみた感想
それではー。
テクシーリュクスを半年履いてみた感想、良いところ悪いところをレビューしていきます。
疲れない革靴の3つのポイントを冒頭に書きましたが、テクシーリュクスはどれもいい感じに満たしてくれています。
グッジョブ。
ただ、他のモデルだと多少違いもあるかもしれない。
とも思うのですが、私が買ったのは一番安いベーシックなやつなので、他のは同じかそれ以上に快適でしょう、きっと。
靴底のクッション性能が高く疲れにくい
これがほんとに凄くて、「スニーカーのような履き心地」ってのは大げさじゃなかった。
さすが、スニーカーを作ってきた会社です。神です。
ソールは一体成型された E.V.A. 樹脂(※)を使っています。
他のラバーソールの革靴と比べても、クッション性能は段違いに高いですね。
※アウトソールの素材はモデルによって違うことがあります。
「触った感じはどの素材に近いかな?」と思って、他のラバーソールの革靴とかスニーカーとか、いろいろ指で押して比べてみたら、
これ、クロックスのソールが一番近い
もう、革靴のソールにはありえへん柔らかさです。
今まで、テクシーリュクス以外にも、ラバーソールの革靴は履いたことがあります。
でもやっぱり、硬い地面の上を歩いてる感じはするんですよね(アスファルトは硬いですし)。
テクシーリュクスは、地面の硬さが気にならない。
というか、足を地面についたときの柔らかい感じが、心地いい。
足の底からじわじわ疲れが溜まっていく感じが、他の革靴よりも少ないです。
これは革靴というよりも、スニーカーを履いているときの感触に近いですねー。
スーツを着ているときは、あんまり歩きたくないなーと思ってたし、走るなんてアリエナイ。
そんな私が、テクシーリュクスを履くと、歩くのがストレスじゃなくなった。
すごく嬉しいことです。
柔らかいぶん、ソールの耐久性にはちょっと不安がありますが…。
半年たってもそれほど減っていないので、まあ大丈夫でしょう。
永く履き続けるというよりは、数年で履き替えるというのが、テクシーリュクスのクッション性能を最大限に生かす使い方な気がします。
ちなみに、ちょっと高いモデルは、接地部に高耐久ラバーを使っているようなので、次はそれもいいなーと考えてます。
インソールも柔らかめで足にフィット
インソールも足にフィットするつくりで、「弾力性のある薄いクッションを敷いた上に足をのせて」いるような感じがします。
今までの革靴は「硬いゴムの上の足をのせて」いる感じがしてたので、だいぶ違いました。
というかビジネスシューズって、「硬いゴムの上に足をのせて」我慢しながら歩くものだと思ってました(笑)
インソールのかかと側は、すべすべした革になっています。
写真には写ってないですが、つま先の方は滑らないメッシュ生地のような手触り(足ざわり?)です。
歩いたときに、靴の中で足が滑らないようにこうなっているのかな。
そのままでも快適ですが、私はレザーインソールを入れて履いてます。
つま先まで滑らかなかなインソールの方が好きなんですよー。
このへんは、人それぞれの好みですね。
この靴に限らず、革靴のときはいつもレザーインソールを合わせてるのですが、簡単にメリット書いておくとこんな感じです。
・全体的に手触りが滑らかになる
・2mmほどのクッション層があるのでフィット感があがる
・天然皮革+機能性素材での防臭性能がアップ
とくに、革靴が少し緩くて困ってる場合にはオススメです。2mm違うだけで、フィット感はだいぶ変わるもんです。
素材も羊革、牛革、豚革といろいろあるのですが、最近は Taccoのレザーインソール (シープスキン)がお気に入りです。
足に馴染みやすい(サイズは合わせて)
とにかく、まずは自分の足にあったサイズを選びましょうね。
テクシーリュクスのサイズ感は、とくに大きくもなく小さくもなく、「ちょうど良い」レベルでした。いつもの革靴サイズで選んで問題ないと思います。
私はわりと幅広・甲高なのですが、幅3E相当のこの靴が窮屈には感じませんでした。
今まで履いてきた革靴は、幅3Eでも、どこかしら足が痛くなってたんですよね。
今まで履いてきた靴とどこが違うの?
うーん、たぶん「素材の革が柔らかいから」なのかな、と思ってます。
履いていると、足の形に靴が馴染んでくるのが早い、ような感じはします。
それと、TU-7706S はアッパーのベロ裏の部分がゴム素材になっていて、少し広がります。
甲高とこのあたりが足に当たったり、圧迫されたりで、痛くなりやすいのですが、ゴムのおかげで楽なんですー。
※このゴア素材のパーツは、靴のデザインによって違っていて、TU-7706S はスリッポンなのでアッパーがゴア素材になってます。シューレースだとサイドがゴア素材になってたりします。
また、幅のラインナップは4E相当まであります。幅広の靴を探してる人も、選びやすいのは嬉しいですね(デザインは限定されちゃいますが)。
雨の日も安心のグリップ感
アウトソールにはスニーカーのような溝が刻んであって、濡れた地面でも滑りにくい。
これも地味にストレスが減って嬉しかったところです。
革靴って、革底でもラバーソールでも、わりとツルっとしてるのが多いじゃないですか。
あれが、ほんと注意してないと、滑って苦手なんです…。
「うわっ…私の歩きかた、下手すぎ…?」って思うくらい、つるんつるんと。
でもテクシーリュクスなら安心。
普通に歩いているだけなのに、オフィスビルのフロアタイルでも滑らない。
なんなら、雨の日に使うことに特化したような、防水透湿・耐スリップ性能が高いモデルもあります。
まとめ
今日は、テクシーリュクスを半年履いてみた感想、良いところ悪いところを書いてきました。
そういえば、悪いところは思いつかなかったので、どうしようかと…。
とりあえず、まとめます!
✅ インソールも柔らかくフィットする。もっと疲れにくい。
✅ 革が柔らかく足に馴染みやすい。足が痛くなりにくい。
✅ ソールのグリップ感が強い。雨の日でも滑りにくい。
良くないところは、まぁ、デザインの選択肢が少ないってことかな。
もっと違うデザインの革靴が欲しいと、それはもう、テクシーリュクス以外の革靴を選ばなくちゃいけない。
と、そういうことです。
とはいえ、私はまだ1足しか試してないので、しばらくはテクシーリュクスのお世話になりそうです。
他にも気になってるモデルありますし。
それに、履きやすさという点では、私はすごく満足しています。
とにかく疲れにくい、歩きやすいビジネスシューズを探している人にはオススメできます。
ほんともう、心の底から。
というあたりで、それではまた。